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デンスブレスト(高濃度乳房)について
デンスブレストとは、マンモグラフィ検査で乳腺が真っ白に写るタイプのことを言い「高濃度乳房」とも呼ばれます。乳腺のタイプは、その濃度によって脂肪性、乳腺散在、不均一高濃度、極めて高濃度の4つに分けられます。
このうち、「不均一高濃度」と「極めて高濃度」が高濃度乳房に該当します。
なぜエコー(超音波)検査が重要なのか
日本人には高濃度乳房が多く、特に若い方に多い傾向があります。マンモグラフィでは乳がんは白く写るため、真っ白な乳腺の中にがんがあっても、しこりが見えにくい、あるいは判別しにくいことがあります。高濃度乳房の場合、マンモグラフィでは見つけにくく、エコー(超音波)検査でしか分からない乳がんが約3割ほどあるとも言われております。
検診におけるリスクと対策
高濃度乳房の方の場合、2年に一度のマンモグラフィ検診だけでは乳がんを発見できないリスクがあります。その結果、しこりを自覚してから見つかることになり、発見時にはすでにステージ2以上に進行しているケースも少なくありません。乳がんはステージ1以下で発見することが、その後の治療において非常に重要です。しかし、高濃度乳房の方は乳腺の厚みがある方が多く、小さなしこりでは触診での発見も難しいことも多いのです。
そのため、ご自身の乳腺タイプを把握し必要に応じてエコー(超音波)検査を追加することで、乳がんの発見率を高めることができます。
あなたに合った乳がん検診を
市町村が実施している対策型検診では、年齢によって受けるべき検診の種類が決まっていることが多いです。しかし、実際にはそれぞれの乳房のタイプ、年齢、遺伝的素因などによって、最適な検診の種類や間隔は異なります。ご自身の乳房のタイプ(マンモグラフィの写り方)を知りたい方、どのような間隔でどのような検診を受けたらいいのか知りたい方、エコーでちょっとみてもらいたいなという方も、ぜひお気軽に北上市のおか乳腺クリニックにいらしてください。
